『Magic: The Gathering』というカードゲームの話。
一、ドラフト形式
うちで採用している以下の二種類を紹介します。 いずれの場合も基本地形は別に用意します(うちでは各プレイヤーに各地形15枚ずつ配分してます)。
ソロモン・ドラフト デュエリストジャパン誌か何かに掲載されていたやつです。
一、全てのプレイヤーは、キューブから無作為に15枚のカード(パック)を裏向きのまま選びます。 ニ、全員同時に自分のパックを手にとって見ます。 三、任意に2つの裏向きの山にして、左隣のプレイヤーに渡します。 四、渡されたプレイヤーは2つの山を手にとって見比べ、どちらかを自分のものにします。 五、選ばれなかった山は元のプレイヤーへ返され、彼のものになります。
これを3、4回繰り返すと手元に40〜50枚ほどのカードが集まりますので、これでデッキを組みます。 このドラフトの面白さは、パックを任意に2つに分けるところにあります。 数と質の背反で一定のバランスがとられているはずなのですが、それぞれがその時点までに集めたカードとの兼ね合いを考えますので、カードの価値が誰にとっても同じではない、というのが肝です。 また、2人プレイだと全てのカードが全てのプレイヤーの目に触れることになりますが、3人以上ではお互いに一部が秘匿情報になります。
ウィンストン・ドラフト 何時ぞやウェブ上で公開されていたものです。
チとややこしいが、慣れればサクサクいけます。 ソロモンより秘匿情報が多く、かつ狙ったカードもある程度とりやすいです。 運の要素も多いのですが、他のプレイヤーの事情がわかりにくいのでそれも感じさせません。
ニ、デッキ構築形式
ハイランダー どんな形式?: 全てのカードを1枚ずつしかデッキに入れることができない。 採用の理由:
カードを集めるのが楽だから。
40枚+ どんな形式?: デッキを40枚以上のカードで構築しなければならない。 採用の理由:
ハイランダーで60枚デッキを組むのはホネだから。
三、デュエル形式
バトルロイヤル・フリーフォーオール どんな形式?: 其之参を参照。2人でのプレイが基本の『Magic』ですが、多人数戦も一応サポートされています。 採用の理由:
多人数のいいところは、第三者の存在が牽制効果を生み、デュエルの展開が遅くなることです。これにより、 「面白コンボを決める前に小型クリーチャーにボコボコにされる」 というツマらんゲーム展開になる可能性を低くできます。 ドラフトしてデッキを組むという結構な時間を割いているのに、その真価を発揮せずにあっさり終わるなんて納得できません。構築戦なら、サイドボードと差し替えて再戦、ってところでしょうが。 |